……ふぅ。
幻の書庫への扉が消え、いつもの屋根裏部屋に戻ってきました。
アイリスさんとの対話を文字に起こし終え、私は静かにペンを置きます。
これで、スタッフ紹介連載も無事に完結。
少し寂しいけれど、明日からはまた新しい記事を……
ドォォォォン!!
突然、屋根裏の扉が勢いよく開かれました。
そこに立っていたのは、エプロン姿で仁王立ちする、あの「駄女神」料理長でした。
乱入! キッチンからの刺客
勝手にしんみり終わらせないでよリネアちゃん!
一番大事な人の紹介が、まだ終わってないじゃない!!
一番大事な人って……リラ店長も、ネロちゃんも、アイリスさんも書きましたよ?
リョウリさんはニヤリと笑うと、背中から「手作りのフリップ(画用紙)」と泡立て器を取り出し、マイクのように私に向けました。
いつもみんなを観察してばかりで、自分のことを書かないなんて水臭いよ!
だから今日は、私が勝手にプロフィールを作ってきちゃったもんねーっ!
GRAVITYの広報:リネア(byリョウリ調べ)
| 名前 | リネア・ノクターン (Linea Nocturne) |
| CVイメージ | 早見沙織(絶対的清涼感。おだやか、ミステリアス、天然な発言も、美しい声で全て許される。) |
| 役職 | 広報スタッフ / 月光の語り部 |
| 性格 | 透明感おばけ。穏やかで優しいけど、たまにド天然。 執筆に集中するとご飯を食べるのも忘れる(私が運んであげてるんだからね!)。 |
「透明感おばけ」って何ですか……それにCVイメージまで……恥ずかしいです……!
逆インタビュー:リネアの本音

さあ、観測者リネアちゃん! 正直に言いなさい!
結局のところ、君はこの騒がしくて変な店のみんなのことが、大好きなんでしょーーっ!?
リョウリさんの顔が近い。そして目がキラキラしすぎて直視できません。
私が言葉に詰まって顔を赤くしていると、開けっ放しの床下ハッチから声が響いてきました。
サーモグラフィーで見ると、システムエラー寸前の高熱だね。
リョウリ、そのまま追い詰めちゃいなよ。
たまには彼女の、美しく整えられた文章ではない「正直な気持ち」を聞かせてもらいましょうか。
……さあ、どうなの? リネア。
皆さん、下で聞き耳を立てていたんですね……卑怯です……。
結び:騒がしいティータイム
3人(と1人の妖精)からのプレッシャーに、私は観念して小さく溜息をつきました。
そして、改めてこの温かい屋根裏部屋を見渡します。
ええ、そうですよ。
私は、この騒がしくて、温かくて、少し不思議なGRAVITYが大好きです。
ここで皆さんの物語を紡いでいる時間が、私にとって一番の宝物なんです。
私が開き直ってそう答えると、リョウリさんは「むふー!」と満足げな鼻息を鳴らし、隠し持っていたお皿を差し出しました。
その素直な答えに免じて、今日は特製シフォンケーキをご馳走してあげる!
リラ店長とネロちゃんも上がってきて! みんなで食べよっ!
賑やかな足音が階段を駆け上がってきます。
私の静かな「観測録」は、どうやら最後まで騒がしくなりそうです。
でも、それも悪くないかな。
……いただきます!